ピクトグラム将棋駒

準ユニバーサルデザインの将棋駒を考えてみた。
Sample

 

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(12月31日 金を修正)

 

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(12月31日 同上)

 

方針

・具体的で弁識性が高いアイコン

・女性、幼年、非漢字文化圏の大衆層に訴える

・平安将棋から受け継いだ玉金銀桂香歩の名称を英訳に残す

 

概要

・一字駒を漢字の代わりにピクトグラムにした

・具体的な形を持たないものについては、駒の利きのイメージに類似した形を持ち花鳥風月や遊戯に関するモチーフを選んだ

・駒の価値が直感的に分かるようにした

 

Sample_shogigui_2

 

各駒

Jewel 玉 Jewel  ハート型ブリリアントカット

 

Rook 飛 Rook   飛の字源、rookの同音異義

 

Butterfly_2 角 Bishop  触角の生えた蝶

 

Gold 金 Gold   黄金に色づいた楓の葉

 

Silver 銀 Silver  舞い散る花びらは銀の輝き

 

Cassia

 桂 Cassia  桂(けい)の双葉 ※桂(かつら)ではない

 

Incense

 香 Incense 鏃型に切り出した香木

 

Pawn 歩 Pawn  恣意、条件を満たす最も合理的な図形

 

Dragon 龍 Dragon 龍の篆書体

 

Horse 馬 Horse

 

P_silver  成銀

 

P_cassia  成桂

 

P_incense  成香

 

Tokin  と金

 

Pieces_2

 

双玉組についていうと、王将にまつわるしきたりは閉じた社会の中でこそ通用すれ、開かれた社会ではむしろ不都合な面がある。将棋ウォーズや将棋倶楽部24などでも双玉を採用しているようなので本駒も双玉で良いのではないかと思う。

なんでやってみようと思ったのかというと、ひとつは従来のこの手の物は学習合理性重視で実用性に乏しかったこと、もう一つは文化破壊の動きに対して異議を唱え対案を提示するため。

現状、駒の英訳にはチェスから流用したものやチェスにすらないLanceなどが使われているが、これを放置したまま国際化を進めるのは文化破壊に当たる。中でも、仏舎利の隠喩である玉をKingに置き換えるのは、将棋類に対する仏教文化の寄与を考えると、いただけない。

国際化の際に全ての要素を墨守することはできないにしても根本の精神のようなものは守るべきではないか。個人的には最初期から今に至るまで存在している玉金銀桂香歩を残すことでそれがある程度果たされると考える。

一方、後世に生まれた駒についてはそれが変わったとしても「将棋でない」とは言えない。特に飛角は直訳すると要領を得ないものになるので変えざるを得ないのではないか。

ただ、結局のところ漢字一字駒に勝るものはないと思う。大将棋などがあった時代には多種の駒を表現するのに漢字二文字必要だったかもしれない。しかし、小将棋が主流の現在は一字で事足りるし、成り駒を見分けやすいように工夫すればより見やすく美しい駒を作る余地がある。